富山共同自家発電40年史
日本で唯一の水力発電による共同自家発電会社。戦前まで富山県の特色だった地元資本の共同出資による起業を発展させ、富山県に誘致されて地元化された大手電解電炉(電力多消費型重化学工業)企業と北陸電力の共同出資によって設立されました。
大正時代に安価な電力を求めて富山県に新たに設立された日本鋼管富山銑鉄所(現・JFEマテリアル)、昭和電工(現・昭和電工セラミックス)、大日本肥料(現・日産化学)は、当時の最先端技術でした。3社は、富山の人々と苦労して技術を確立し、戦後の電力不足には、撤退の危機を乗り越えるために富山共同自家発電を設立し、以後、石油危機などのエネルギー危機も乗り越えて100年あまりにわたって富山で操業を続け、富山県経済の一翼を担っています。
富山共同自家発電株式会社
富山共同自家発電40年史
B5判
280頁
1993年9月
■「富山共同自家発電株式会社50年誌」 発刊(2002年12月)