スキ間に生きる 轟の42年
轟産業は、メーカー的機能を持つ工業専門商社です。標題の「スキ間に生きる」は、役員会で反対意見も出るなか、「人の嫌がる、大手が顧みない、スキ間商品をメーカーのバックアップに頼らず、人より努力して多品種少量販売していく」という酒井貞美社長の創業精神を具現したものです。
福井市にあって、2019年には顧客1万社、仕入れ先7000社を擁し、売上高600億円。1000億円の達成に向けて絶え間ない努力を続けています。
轟産業株式会社
スキ間に生きる 轟の42年
B5判
398頁
1992年7月
■「スキ間に生きる 轟の58年」 発刊(2006年2月)
■「社史から学ぶ経営の課題解決」に取り上げられました。
橘川武郎・阿部武司(2018)『社史から学ぶ経営の課題解決』に、中小企業の課題解決事例として『スキ間に生きる−轟の42年−』が取り上げられ、『スキ間に生きる−轟の58年−』も参考文献として掲載されました。
創業者で、現在も第一線で指揮を執る酒井社長のニッチ市場に徹底した経営とその手腕が、経営史の研究者たちに評価されたといえます。